働く施設や事業所の規模でも異なりますが、介護業界で管理職に就いた場合、基本的に現場に出る機会は大幅に減る事になります。そのため、管理職業務だけであれば勤務時間やシフトは日勤のみという形が多いでしょう。

まれに小規模事業所や利用者が少ない施設では、現場業務やケアマネージャー業務と平行して管理職業務を行うケースもあります。そのようなケースの場合、現場業務として夜勤対応を行うシフトも発生します。

ただどちらの場合も、自らがマネジメントを行う管理職の立場である事から、職員の勤務状況や、施設の忙しさ等を考慮しつつ、勤務時間や業務分担を決定する事ができ、比較的融通を利かせやすいです。しかし、突発的に発生する利用者のトラブル時や不測の事態が起きた時、また職員の体調不良時の急なお休みの際には現場責任者として対応する必要があり、休日出勤や自身のシフト変更を行わなければならない事もまれにあるでしょう。

介護施設や老人ホームなど、介護職の管理職として勤務できる職場は幅広くありますが、どの事業所、施設であっても共通として月末月初は管理職としての業務量が多い時期です。主な内容は月末締め関係のデータ処理や、利用者への利用料請求業務などで、月末から月初めにかけて忙しい日々が続きますので、管理職である以上は業務が片付かない限り、月末月初にゆっくりとまとまったお休みをとる事は難しいかもしれません。業務に追われないよう、あらかじめ計画的にできる作業から進めておくとスムーズです。