まずはじめに、介護施設の施設長としての業務は大変な事や責任の重い内容も多くあります。責任のある内容にやりがいをもって取り組むことができる人も多くいますが反対に負担やストレスを感じてしまう人も少なくはないでしょう。
施設長に就く事で負担を感じてしまう人の特徴として、現場業務が好き、リーダーシップを取る事が苦手、といった点が挙げられます。また、施設長の役割として、施設の運営や経営面での管理業務、人材育成等も業務も行いますので、業務量の多さに余裕をなくし精神的負担となってしまうケースもあります。幅広い視野で施設な全体を見て、時には自分以外の職員に業務を振る必要が生じることから、施設長や管理職の業務は現場で介護職をしたいという人では成立しない点が多いです。
反対に、施設長に向いている人の特徴として、人を大切にする気持ちが強く協調性を持っている事、またポジティブに物事を考えられる事や、様々なことに積極的にチャレンジし学ぶ気持ちがある事などが挙げられます。
施設長は職員との面談や利用者やその家族への施設の説明など、様々な人と接する機会が多くあります。時には悩みの相談に乗ることもありますので、利用者や職員が離れてしまわないよう、人を大切に想う気持ちがとても重要です。また施設長として、介護業務に関わる最新の情報や介護法に常に目を向け、新たな知識を取り入れていく必要があえるでしょう。多くの情報や知識を持っておくことで、予期せぬトラブル時の冷静な判断にも繋がります。チームの雰囲気作りのためにも、あらゆる状況に対してポジティブ且つ柔軟に対応していく事が出来る人ほど、施設長業務にやりがいをもって取り組めるでしょう。